
三国街道は、高崎で中山道からわかれ、三国峠を越えて越後の国に入り、更に佐渡へと続く街道であります。
東海道や中山道などの主要街道に比べると、目立たない、裏街道的な色彩の濃い、素朴なにおいのする街道ですが、その時代を代表する武将や文人、参勤交代をする諸大名たちが通行したり、はては佐渡島で産した金を運んだために、別名を佐渡街道と称したほど、太平洋側と日本海側を結ぶ重要な街道だったのです。
昭和6年に現在の上越線が開通するまでは、東京や群馬などの関東地方と新潟を結ぶ重要な道路であったわけであります。
この街道の中で、この地に立てば、新潟、群馬、長野の3県が望めるという三国峠は、今もなお、往時のままに、街道も、史跡も、石仏も大自然の懐に秘守されてきたのです。
私たちは、このような恵まれた環境を大切に保存し、旅人の心を慰めただろう道辺の花々や喉をうるおしてくれた岩清水、空腹を満たしてくれた山ぶどうや栗の実、断腸の思いで国元を離れる時に踏んだ落ち葉の音、肉親の温もりを思い出させてくれた雪の冷たさ、思わず母の名を呼ばせた山道のさびしさ………そんな旅人の足音を、四季折々に、確かめながら偲んでみたいと考えました。
どうぞ、お気軽に「三国峠を歩く会」に入会してみませんか!毎年七月第三日曜日に決定しております。山の花はコブシの花が山を白く染める頃、地上には姫君の気品漂うシラネアオイが咲いています。お花畑はニッコウキスゲやオオバギボウシ、チシオシモツケソウなどが咲き乱れ、夏も盛りです。又、7月に一回、初夏の尾瀬をハイキングし、ワタスゲ、タテシナリンドウなどの花々に逢い、10月には草もみじを鑑賞するハイキングも企画しています。ご参加をお待ちしています。ご連絡は当文学館まで。