(財)三国路 
与謝野晶子紀行文学館
椿山房


与謝野晶子は群馬県にへは二十数回ほど訪れています。
奥利根には猿ヶ京温泉郷に二度、水上、湯檜曽と都合四度、いずれも秋の温泉を愛した与謝野晶子でした。
猿ヶ京の旅は、昭和六年、十四年で、与謝野晶子の夫、与謝野寛(鉄幹)の昭和十年の死を挟んで前後四年と言う対になっています。
したがって二つの歌を鑑賞することによって、夫、与謝野寛(鉄幹)の死と生、生き残された者の孤独が対照的に映し出され、晩年に与謝野晶子が到達した心の進化と崇高な歌の境地を知ることが出来ます。


与謝野晶子近影
「みだれ髪」は広く世間に歌われて
いますが、与謝野晶子の晩年の旅の歌の中には、経験主義でものを言ってきた与謝野晶子の評論の激しさの裏側にある人間の深層、特に女性の普遍的な心理の深層に通じるものが詠まれ、時代を超えて今だ新しい感覚で人々を魅了しています。
当館では与謝野晶子の旅の歌を中心に、与謝野晶子の展示を展開していきます。
恋にも、歌にも日常の生活にもひたむきに生きた与謝野晶子の姿をお伝えし、ゆっくりとくつろいだ旅の一時をお過ごし頂ければと念じております。

2006年9月1日 館長 持谷靖子



 

   


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