5、あるひのこと。
ザックン ザックン ザックン ザックン
ザックン ザックン ザックン ザックン
気のいい小野屋のばあさまがあずきを洗っていると
「ありゃりゃ、おもてえなぁ」
ばあさまがかわのなかへひきずりこまれそうになった。
ようやくみをひきあげると、なんとカッピーがみにからみ
ついていたんだと。
6、
「ばあちゃん ばあちゃん ゆるしてくれろ。 ゆるしてくれれば
なんにでもきくかっぱのくすりのつくりかたをおしえてるでよう」
「なに、かっぱのくすりだと」
「そらええ、かっぱのくすりはよくきくというからの」
「でも、ばあちゃんだれにもいわねえかい」
「ああ、いわね、いわね」
「なら、おしえてあげる」
7、そうしてカッピーはかっぱのすりのつくりかたをばあさまにおしえたんだと。
ばあさまはやまへいき、やまのしみずくんで、くさのねや、きのみをとって、
かっぱのくすりができたんだと。
8、そうしたらカッピーが
「ばあちゃん。げんきでいろやあ。
これからもう、きゅうりもあらせねえし、
こどももいじめねえ、だけど
なつになったらきゅうり二本ながしてけろ」
といって、かわの中へぽんと消えて行ったと。
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