
原沢 とらみ
ふたりの太郎吉 へっぴり嫁ご 泥棒と赤ん坊 猿婿 松山鏡 一休さん ヒキどん まりつき唄 |
大正3(1904)年7月10日、長野県上諏訪郡笠島村に、原沢馬次郎、カネの長女として生まれる。幼い頃、木挽きの父の山の話、新潟生まれの母の話、
弟子達の田舎の話などを夜ごと聞きながら育った。6歳の時に父が脳溢血で倒れ、大正9(1920)年、父の生家がある新治村に移住。父の病気、弟の誕生、母のチフスなどで学校へ
通えず、2歳の弟を背負い、4歳の妹の手を引いて小学校へ通いだしたのは8歳になってからだった。住み込みの子守りをしながら小学校時代を過ごし、卒業後、製糸工場に女工として
働きに出る。
昭和5(1930)、17歳で酒屋を営む親戚筋の家に嫁ぐが、26歳のときに夫が急死、6歳の長男を筆頭に4人の子供が残された。昭和36(1961)年、48歳の時に長男夫婦に家を任し、 猿ヶ京ホテルへ御飯炊き係として住み込みで働きに出た。昭和53(1978)年頃から仕事の合間をぬってホテルの宿泊客などの前で昔話の語り手となる。
平成9年4月2日、84歳で逝去。
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